日時:2014年5月24日(土)
場所:浦和コミュニティーセンター・第15集会室
講演会と交流、日頃の活動の様子をみなさんに知っていただくためのパネル展示を行いました。
午前は栄養学博士 井出留美さんから 「食料廃棄の現状とフードバンクの国内での取り組み」と題してご講演いただきました。 井出さんはセカンドハーベストジャパンで広報活動をされている方です。 ・日本の食品廃棄は1713万トンで、まだ食べられる「食品ロス」は500~800万トンのうち企業は 300~400万トン、家庭からの物は200~400万トンになるそうです。 ・アメリカや韓国などは税制優遇や食中毒に関する免責制度があり、中国では光盤運動、台湾ではわかちあい、フィリピンでは採れすぎたオクラの利用などの例があるとのことで、日本の消費者もこ の問題を考えていかなければなりません。 ・そこで消費者10ヶ条を教えていただきました。 1.おいしさのめやす、自分の五感を持つ 2.無理のない範囲で残さず食べる 3.普段から冷蔵庫や戸棚の食材を確認する 4.飲食店などでは注文しすぎない、食べられるような店を選ぶ 5.食べきれなかった料理は変身させる 6.すぐ食べるものは賞味期限の迫っている物(棚の手前)から取る 7.災害に備えた備蓄品はローリングストック法で 8.買いだめ(作り)しすぎない 9.感謝の気持ちを持つ(食べ物や作り手に対する) 10.地域、学校、職場でフードドライブを実施する ・参加者からは、組織の資金調達の方法は、フードロスをなくすことは自給率アップにつながるかなどの質問がありました。 昼食休憩を利用して「医療生協さいたま」による体脂肪測定、骨密度測定、血管年齢チェック、加齢黄斑変性症チェックが行われ、多くの参加者が健康チェックを行いました。
また、さいたま市消費生活総合センター職員が消費者被害体験のための「くらっしータブレット」のデモンストレーションを行い、悪徳業者の訪問販売の手口を体験しました。
午後は参加者と消団連メンバー、センター職員が4つのグループに分かれて食品ロスの話題を中心に交流しました。 ・暮らし方食材の買い方の工夫が必要 ・食べ物に関する意識(期限表示)を変えて行くことがむだをなくす事につながる。 ・フードバンクの活動に共感する。 などの意見が出され大いに盛り上がりました!