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森林について学んでみよう!!『森林飽和』


日時:2014年3月13日(木) 

場所:武蔵浦和コミュニティセンター・第7集会室

主催:さいたま市消費者団体連絡会

講師:太田 猛彦さん(東京大学名誉教授/FSCジャパン議長/さいたま・水とみどりのアカデミー校長)

太田さんは、東京大学などで森林文学や治山・砂防学、森林環境学などの研究や教育に約40年にわたり携わるとともに多くの要職を務め、多大な功績をあげられたことや、さいたま市民として地域活動も重視し、市民講座などをとおして森林の役割や保全の重要性の普及啓発に努めていることが評価され、2013年に本多静六賞を受賞されました。

この60年の間に森林の量は2倍半に増加している意外な事実(!)は、江戸時代の「里地・里山システム」や「治水三法」があったからだということも説明していただきました。

先人たちの努力によって森林は回復したのに、いま山は荒れています。

里山の森林が使われなくなって、広葉樹や竹林が生い茂っています。 かつて、人が入った森に、人が入れなくなっています、木は使うものです、環境を“大事にしながらそっと使っていく”ことが大切です。かつて、森を使って日本人は生きてきました。

森林の保全が十分でなく、荒廃しています。 人が入らなかった森に人が入るようになって荒れています。登山・観光・開発・シカの害なども増えています。

人工林が手入れされずに荒廃しています。 手入れを前提にして植えたのに手入れされずに荒れています。 木を植えることだけが環境を守ることではなく、もっと木材を使うことも必要です。

パワーポイントで、分かりやすくお話をすすめていただきました。

最後に、日本の林業は近代化されていない、「もっと木材を活用しよう」と消費者から声をあげたらどうか、との問題提起もありました。

生態系を維持していることを証明するFSCマーク(森林認証制度=森林の管理や伐採が、環境や地域社会に配慮して行なわれているかどうかを評価し、それが行なわれている森林を認証する制度)の説明もあり、木材や木材製品に付いたロゴマークを基準にして製品を選ぶことも消費者の大切な行動の1つです。

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